第84回「ロービジョンの集い 家事や趣味を楽しむ集い」

1. 家事

  • 洗濯は洗濯機がやっている、掃除は自分でするが1週間に1回はヘルパーさんに来てもらって点検してもらっている。
  • 掃除の仕方は見えている人と同じ。すみまで掃除し、たたみの目にそって拭き掃除をする。
  • 雑巾の代わりに軍手をふきそうじに使う。ぞうきんを使うと置いてある物を倒してしまうことがある。乾いたまま、少しぬらして、と掃除する場所によって使い分ける。サッシの掃除に便利。
      お風呂洗いも軍手でOK。
  • 掃除専用の手袋もある(クッション・モップなど)。指も痛くない。
  • 洗濯は液体洗剤は粉洗剤と比べて漂白力が低いので少し粉洗剤を混ぜるか、漂白剤を使用するときれいになる。
  • 掃除機をかけるとき、床に落ちているのがわからず吸い込んでしまうことがある。小銭や押しピンを吸い込んでしまうこともあるが何か工夫は?
    →大きなものは最初にどけておく。その他はあきらめる。じゅうたん用の吸い込み口であればある程度の大きさのものは吸い込まない。
  • 掃除機のかけ方はノズルを短くして手でさわりながら、引くのではなく押し進みながら掃除するとよい。足でさわりながら掃除する方法もあり。
  • スティック型掃除機が便利。コードレスでどこでも持って行け、軽い(2kg前後)。ごみを溜めるタンクが小さいのでゴミの中身(吸い込んでしまったもの)を確認しやすい。
  • 掃除のポイントは足元スッキリ、床に物を置かないこと。そこからが掃除。手で触って片づけてから本格的に掃除を始めるとよい。
  • 自動掃除機は、自動である程度の物を確認するが最初に置いてあるものを片付ける。
  • 窓ガラスはワイパーを使うときれいになる。雨の日は湿気があってガラス掃除に適している。
  • 隙間そうじはストッキングをハンガーに巻き付けてクイックルワイパーの代わりに使うとよい。

2. 買い物

  • 歩行訓練をしたので買い物は自分で行く。
  • 「まちびらき」=街の人を応援団にする!を実践しようとしている。
  • お店の人は白杖をもっていたら手伝ってくれる。いないときは店員さんを探すのが大変なので近くにいる人に尋ねたり、お願いしている。
  • ネットスーパーを利用している。(パソコンは音声・スクリーンリーダーで)
    ネットのほうが詳しい商品説明が読み上げてもらえる、口コミもきけるので商品の選定に便利。
    お店に買い物に行く時でも、事前に口コミ情報をチェックしておくとよい。

3.お料理

  • クックパッドのサイトで時短・簡単料理が掲載されている。筆者はロービジョンの人なので見えにくい人でも簡単に料理ができる。料理だけでなくスイーツもあり。
  • 視覚障害者向けの基礎から学ぶ料理教室もある。詳細は神戸市視覚障害者福祉協会 垂水支部へ問い合わせを。
  • 電子レンジを活用。音声でわかりやすく説明してくれる機種がある。
  • キッチングッズ:りんご型のまな板は赤くて見やすい(1300円)。他にもコントラストのはっきりした色・形がある。ロービジョングッズは白黒が多いが色のコントラストがわかりやすいものがよい。

    カラフルなグッズでキッチンを楽しく華やかに!
  • スポンジ素材のアルファベット(マグネット付き)を輪ゴムで食品につけて見分ける。
    使った食品のアルファベットは冷蔵庫に貼り付けておき、買い物に出かける時に確認すればお買い物メモの代わりになる。
  • 醤油スプレー・油スプレー入れ:醤油や油の使い過ぎ防止になり、まんべんなくかけることができる。
  • IHクッキングヒーター:しゃべらない機種の場合は数(ピッという音)を数えることで使用できる。

4.便利グッズ

  • ものタグ(タグオブシングス)
    タグはシール、キーホルダーなどいろいろな形があり、ダウンロードしたアプリで登録情報を読ませることができる。現在、対応スマホはiPhone7以上。
  • 電化製品でしゃべらない機種であっても必要な情報を音声で登録して、シールを貼るなどすれば使えるようになる。取扱説明書も登録可能。
  • 音声読み上げの装置としては専用機器としてタッチボイスがある。
  • 音声コードシールを調剤薬局で貼ってくれるところがあり、ダウンロードしたアプリ(ユニボイス)で読み取れる。iPhoneのほかアンドロイドにも対応している。
    音声コードがついた書類や封筒などはコードの横に切り欠きがついているのでコードの位置がわかりやすい。
  • 音声で聞かなくても、よく使うスイッチに凸シールを貼り付けることでスイッチがわかる(目印として活用)。
  • その他の音声機器:血圧計、体重計、体温計、キッチンスケールなどはおすすめ。

5. 趣味

  • 囲碁:
    ルールは通常の囲碁と同じ。ただし、碁石を触って確認する。
    囲碁は先を読む力がつく。
    パソコン対局ソフト(音声あり)やSkypeでの対局もできる。
    9路盤(9×9)の碁盤(50×50cmに81個のマスがある)が視覚障害者に使いやすい。
    白黒の碁石は触ってわかる。埋め込み式で動かないようになる+マグネット式で触ってもずれないようになっている。線が浮き出した碁盤もある(日本点字図書館)
    高速神戸にある福祉センターで指導対局を行っている。 第2日曜日・第4金曜日 
    日本ライトハウス・情報文化センターでも第3金曜日にセミナーがある。
  • タンデム自転車
    サイクルボランティアジャパン、あおぞら財団など大阪でタンデム自転車を楽しむ会がある。
    タンデム自転車は2人乗り。
    11/10(日)10時から13時KVSサロンで体験会あり。申し込みはきんきビジョンサポートへ。
  • オセロ 3000円
    キノコの里とたけのこの山、トトロとまっくろくろすけなど形で見分けるゲームボードもある。
  • 鼻笛(ノーズフルート)
    鼻息でふく楽器で誰でも吹ける。楽譜は不要。オカリナのような音色で子供から大人まで一緒に楽しめる。
  • ヨガ(チャレンジド・ヨガ)
    毎月第1月曜、14時-15時30分 参加費1000 同伴者500円、ビジョンパークで開催。
    詳細はチャレンジド・ヨガ関西へ。
  • 体幹トレーニング
    毎月第4月曜日にビジョンパークで開催。無料。詳しくはビジョンパークへ。
  • 英会話
    視覚障害者向けでなく、一般の英会話教室に行っている人もいる。
    iPadで音声読み上げた英語を聴く。ネイティブと話すのがいいのでネット英会話(オンライン)も有効。

6. その他

  • Be My Eyes(無料アプリ)
    当事者 or 支援者として登録しておく。必要な時に映像と音声で支援可能。
    画像を見ながら教えてもらうことができるので掃除の時にも利用している。
    最近は専門の支援者が教えてくれるサービス「リモートアシスト」(有料)もある。
  • Envision(読み上げ有料アプリ)
    Be my Eyesと併用すると便利。
    読み上げに優れているので使い分けするとよい。
  • 今後の予定
    次回のロービジョンの集いは
    日時:10月30日(水)13:00~14:30 
    内容:見えなくても見えにくくても楽しめる旅行術!~温泉の入り方から海外旅行まで~